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ボルサリーノ(フランス・1970年) [面白かった映画]

 監督はジャック・ドレー。
 原作はユージェーヌ・サコマノ。
 脚本はジャン・クロード・カリエール、クロード・ソーテ、ジャック・ドレー、ジャン・コー。
 主演はアラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモンド。
 舞台は1930年代のフランスの港町マルセイユ。1人の女性をめぐって殴り合いの喧嘩をした、街のギャングと、3か月の刑を終えて出所した男が意気投合し、友情が生まれる。2人は、魚市場を支配しているギャングと黒幕のボスを相手に闘い、勝利。野心が満たされた、豪邸での華やかなパーティーの日、1人は生命を奪われる。
 ギャング映画はあまり好きではないが、フランス映画に限っては、もうもう最高に好き。
 アラン・ドロン主演のギャング映画が多いこともあるが、それだけではない。
 アメリカのギャング映画のような、眼をそむけたくなるシーンはほとんどなく、何と言ってもセリフが洒落ていて、ラブシーンも素敵である。
 ジャック・ドレー監督作品はアラン・ドロン主演が数本ある。一番印象深いのは『太陽が知っている』。主演がアラン・ドロンで、ロミー・シュナイダーと、モリス・ロネが共演。ラスト近くで殺人事件が起こるが、官能的なシーンがとても効果的で、いかにもフランス映画らしいセリフや場面展開が素晴らしく、もう1度観たい映画の1本である。
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