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悪魔が夜来る(フランス・1941年) [面白かった映画]

 監督はマルセル・カルネ。
 脚本はジャック・プレヴェール、ピエール・ラロシュ。
 主演はマリー・デア、アラン・キュニー。
 15世紀のフランス。お城で男爵の娘と騎士の婚約披露パーティーの最中。悪魔に命令された若い男女が、吟遊詩人を装って会場に忍び込む。それぞれ男爵の娘と騎士を、その魅力で恋の虜にしてしまう。けれど本物の恋が生まれ、悪魔が怒り、愛し合う恋人同士を嫉んで、2人を石像にしてしまう。
 素敵な邦題。ストーリーも詩的でロマンティック。ラストで、石像にされてしまった2人の心臓が1つになって鼓動を打つなんて、感動的。
 マルセル・カルネ監督は、大好きな監督の1人。『天井桟敷の人々』や『枯葉 夜の門』、シモーヌ・シニョレ主演の『嘆きのテレーズ』、ジェラール・フィリップ主演の『愛人ジュリエット』も忘れ難い。
 古いフランス映画の魅力を堪能できる映画の数々が、シーンごとに浮かび上がる。

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