SSブログ

幻の女(アメリカ・1944年) [面白かった映画]

 監督はロバート・シオドマク。
 脚本はバーナード・C・ショーエンフェルド。
 原作はウィリアム・アイリッシュ。
 主演はアラン・カーティス、フランチョット・トーン。
 愛人のいる主人公が妻と離婚話。妻は離婚に応じず、怒って帰宅。主人公はバーで知り合った女性と、妻と観るはずだったミュージカルを見て、互いに名前も告げず、帰宅。主人公のネクタイで妻が絞殺されていた。主人公は逮捕され、アリバイの女性は見つからず、死刑宣告を受ける。主人公の愛人がアリバイの女性を探し出して無罪を証明しようとするが……。
 幻の女。何て、そそられるタイトル。大好きなウィリアム・アイリッシュのミステリー。3回読んでも、また読み返したくなるような面白い小説。
 死刑宣告を受けてしまう主人公の部下であり愛人の女性が必死で幻の女を探し出し、実在したことの証拠を集めていくところが特に面白い。協力するふりをする、主人公の親友の正体。主人公を検挙した警部の存在。
 ミステリーのストーリー展開も絶妙、登場人物たちの描き方も絶妙、もう絶妙極まるウィリアム・アイリッシュの原作の映画化で、キャストも演出も良く、堪能できた。

tentoumusi.png


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。