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不滅の女(フランス/イタリア/トルコ・1963年) [面白かった映画]

 監督はアラン・ロブ=グリエ。
 脚本はアラン・ロブ=グリエ。
 主演はフランソワーズ・ブリオン、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ。
 教師の主人公が休暇でイスタンブールを訪れ、ミステリアスな女性と出会う。謎めいた行動の多い彼女に興味と関心を持ち、惹かれながら、妄想の世界に心が揺れていく。
 ヌーヴォー・ロマンのアラン・ロブ=グリエの初監督作品。
 舞台がイスタンブールであることが、この映画にとてもふさわしく、効果的な感じがした。
 出会って惹かれた女性の行動が、どこまでもミステリアスで、そのようなタイプの女性に振り回されるようにして魅了されていく主人公の妄想シーンが印象的で、この映画の独特の味わいに感じられる。
 いかにもヌーヴォー・ロマンの映画の世界。
 アラン・ロブ=グリエ監督作品は、ジャン・ルイ・トランティニアン主演の『ヨーロッパ横断特急』(フランス/ベルギー・1966年)も味わい深い映画だった。

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