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ソフィーの選択(アメリカ・1982年) [面白かった映画]

 監督はアラン・J・パクラ。
 原作はウィリアム・スタイロン。
 脚本はアラン・J・パクラ。
 主演はメリル・ストリープ。
 主人公は作家志望の青年。田舎からニューヨークに出て来て、新居のアパートで他の部屋に住む男女のカップルと知り合う。自由で気ままな生活指向の男性と、ミステリアスで翳りのある美しい女性。恋人同士の二人は、喧嘩したり家出したり仲直りしたりの不思議な関係。ある夜、その女性が主人公の部屋へやってくる。父はポーランドの大学教授と語る女性の腕に、強制収容所の囚人番号の烙印。恋人の男性は生物学者でユダヤ人。ポーランド人の彼女が強制収容所から解放されて渡米し、貧血で倒れた時に助けてくれたと告白。彼女には息子と娘と共にナチに拉致された暗い過去のトラウマがあった。そんな彼女に主人公は次第に惹かれていく。ラスト近くの彼女の過酷な過去のシーンは、思わず涙があふれた。
 2時間半の上映で、主人公が出会った男女のカップルの、その関係もそれぞれのキャラクターも謎めいている面白さがあった。
 その謎が少しずつ明らかにされていき、主人公を含めた三角関係に発展しそうで、実はそうシンプルな話でもないというところの面白さ。
 他の映画と、ひと味違ったメリル・ストリープの魅力がよく出ていると感じられた。今まで観たメリル・ストリープ主演映画で、ベスト3に入るくらいの素晴らしい映画で、見応えがあった。

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